夢を紡ぐwebマガジン【凛】- 夢を紡ぐwebマガジン -

お客さんも最終的には成約を求めていると思うんです。集客するだけなら、どこにでもあるじゃないですか。

日本が世界に誇る文化の一つに「漫画」がある。日本を担う働き盛りの大人たちは、みんな漫画を読んで育ってきた。今やビジネスシーンでも漫画を使った事例を見かけることは珍しくない。

そんな状況の中、漫画を活用したビジネスが生まれるのも想像には難くない。

ただ、矢吹さんの場合はそこから幾重にも進化させ、新しいものを作り出している。彼の仕事の流儀についてお話しを伺いました。

 

建築からWEB

 

――では、まず事業内容について教えてください

 

メインの仕事は漫画を使ったプロモーションです。例えばWEBサイト、チラシ等でプロモーションをする場合のツールとして漫画を使っています。

 

WEBサイト運用のお手伝いをしたり、WEB制作もしています。

 

――WEB関係のお仕事をしたきっかけは何だったんですか?

 

もともと、僕は建築関係の現場の仕事をしていて、下水に手を突っ込むような仕事をしていたんです。

 

そこで根性がつき、次に製造業の工場で営業をしていました。

 

その当時、製造業の業界ではインターネットはまだあまり普及していなかったんですね。

 

ただ、その会社はホームページを使って、どんどん営業して行くという方向性になりまして、そこに立ち上げから携わったんです。

 

止まらない「問い合わせ」

 

状況が良かったのもありました。まだ、どこもやっていない。その会社しかしていなかったんです。

 

とにかく、凄い数の問い合わせがあったんですよ。お客さんは選びたい放題、値段もこちらが主導。

 

次はこう仕掛けよう、こう変えていこう。やればやるほど、反応があるんですよ。

 

面白かったですね。物を作るとか製造するというよりは、自分には売ってる方が面白いなと思って。その時の感覚がきっかけだと思いますね。

 

WEB制作会社とは

 

――独立しようと決めたのはいつですか?

 

ずっとどこかで勤めるという気はなかったんです。正直何をしようとは決めていなかったんですが、漠然と広報の仕事をしようかなと思って。

 

ホームページってWEB製作会社が作るじゃないですか。細かく言うと、デザインする人、プログラムをする人という感じでいろいろと分かれているんですよ。

 

WEB制作って実は渡されたものを作っているだけで、企画とか原稿とかっていうのは、自分達で用意しないといけないんですよ。

 

WEBページを作る時って、「ここはどういった商品にします?」「どういった言葉にします?」とか結局全部自分達でしないといけないんですよ。こっちで作ったものをWEB制作会社に渡す。

 

WEB制作会社は渡されたものをただ作っているだけなんですよ。結局、制作って原稿と企画がすべてなんじゃないかなって思って。

 

いろんな中小企業の方がいらっしゃると思うんですけど、原稿を作るとか、企画立案とかが苦手な方が多かったんですよ。「じゃあ、ここの中間って仕事になるんじゃないかな」と思いました。

 

WEB制作会社と中小企業の間に入って、企画・原稿を作成するという仕事で独立しました。初めはそれでしたね。

 

マーケティング

 

WEB制作会社の中でも、僕みたいに中間業をしている人っていっぱいいるんですよ。彼らと同じことをしていても「別にあなたに頼む理由ってないんじゃないの?」ってなります。

 

そこで必要だったのは「マーケティング」だったんです。マーケティング知識をどれだけ知っていて、お客さんと話した時に、どれだけ理論立てて仕組みを説明できるか。

 

「あなたをゴールに導くためには、この道筋が正しいですよ」という知識が必要だと思いました。マーケティングを勉強して、自分の営業に取り入れていくようにしていったんです。

 

そして、漫画へ

 

ちょうどその時に、会社を経営している従兄とご飯を食べる機会がありまして「漫画って面白いんちゃう?」って言われたんです。

 

その時は準備が整っていなかったので無理と言ったんですよ。でも、一回作ってみようかなと思って、自分で色々調べて勉強しながら作りました。

 

それを持ってもう一度見せたところ「これ、めちゃ面白いやん。絶対いけるって。」と言ってくれまして、それが「漫画」をやるきっかけになりました。

 

――漫画は矢吹さんが書いているのですか?

 

僕は漫画は描けないです。でも、その時僕はどうやって書くんだろうではなく、どうやって作ってもらうんだろう?と思ったんですよ。

 

調べると、実は漫画家さんには結構出会えるんですよ。漫画を作れるって人には比較的簡単に出会えて、条件が合えば作ってくれるんです。

 

じゃあ、漫画を作る為にどうやって物語を書いたらいいの?になったんです。

 

シナリオライター

 

自分にそのノウハウはなかったので、シナリオ、脚本を書けるノウハウが必要なんだと思って、僕はシナリオライターを勉強し始めたんです。

「絵」を描ける人達には出会える。でもストーリーを書ける人には出会えない。ですので、自分でシナリオライティングの勉強をして、専門の学校に一年半ぐらい通いました。

 

そのおかげで、今はどんな人の話を聞いても、脚本を書けるようになりました。

 

最初の1年間は、授業の内容として10分間のドラマの脚本を1週間1本書いていました。週に1回皆で読みあってセッションをするんです。

 

別に強制的ではなかったんですけど、やらなければ自分に負けているような気がしてやりました。

 

シナリオライターにも色々ありまして、一番多かったのはドラマの脚本。そこの卒業生には、宮部みゆきさんとか有名な人が多かったんです。

シナリオライターと一口に言っても幅広くて、ドラマの脚本、映画の脚本、戯曲っていう舞台の脚本。今、一番多いのがゲームの脚本みたいです。

 

一通りなんでも書けるようになりましたので、漫画を活用したプロモーションJ-san Styleを立ち上げました。

 

――漫画をコンテンツに取り入れる以前にWEB自体で効果を上げるということはしていましたか?

 

やっていましたね。WEBの知識って、どこのWEB制作会社も持っている技術、やっている事ってほとんど変わらないんです。ですので、それは普通にやっていました。

 

ですので、技術よりも「他の情報をたくさん持っていて、お客様に対してどれだけ一緒になってやっていくか」そういうことの方が重要なんです。

 

――漫画コンテンツ お客様の反応はどうですか?

いいですね。実際に数字でも表れています。でも、まずは「漫画を使う」がまだまだスタンダードではないので、その意識改革を勧めていくのが僕の仕事だと思っています。

 

ときめき

 

 

――矢吹さんの仕事のスタンスを教えてください

 

諦めたら、駄目だということは意識しています。「青春はあきらめなければ、終わらない」という言葉が凄く好きで、仕事をやる上で意識しています。

 

常に新しいことにチャレンジして、そこにときめき続けたいと思っています。

 

職人さんとかアスリート、1つのことを追い続ける人、真っ直ぐな人って、輝いててカッコいいと思うんですよ。

 

以前に職人さんと話す機会があって、その人は全然お金を儲けていない人だったんですが、でも物を作っている時の目とか話している表情とか言葉を聞いてると・・・何かね、すっごい本気なんですよ。

 

この人、ホンマにこの仕事好きなんやなって感じるんです。

 

そういったときめきって大事ですよね。僕もこの仕事にずっとときめいていたい。ときめきながら、新しいことを追い続けて諦めずにやっていきたいと思っています。

 

メルまんが

 

――新しいサービスをリリースするとお聞きしました。詳しく教えてください

 

一言で説明すると、メルマガに漫画を使うサービスです。「メルまんが」メールマーケティングでメールを定期的に配信する業務を代行します。

 

お客さんの管理、手間、作業等の負担は一切ありません。10分程度のヒヤリング、取材でサービス開始可能です。ただ、こういったサービスは他の会社でもあります。

 

メールマーケティングをするにしても、ランディングページが必要ですよね。チラシも必要な場合もある。

 

お客様はメルまんがを使って頂けたら、定期的なメールマーケティングと漫画を使った自社コンテンツを持てる。

 

これは今、どこもやっていません。メルまんがって響きも気に入っています。

 

――メルまんがにすることによって、どういう効果が見込めますか?

 

成約率が上がります。集客っていう意味では、そもそものコンセプトが休眠客を目覚めさせるっていうところがあるので、今まで眠っていた名刺に対してアプローチをかけます。

 

その中の例えば、10%を「問い合わせ」に持っていく。これは集客ですよね。そこから、さらに成約を上げたいとなった時には、こういったコンテンツを提案します。そこをゴールに設定して、どう価値を提供していくか。

 

お客さんも最終的には成約を求めていると思うんです。漫画を作るだけ、集客するだけならどこにでもあるじゃないですか。

 

入口から出口まで完結させる。そういう仕組みを作ることができれば、お客様も喜んでくれると思います。

 

 

 

 

編集後記

 

漫画を使ってプロモーションをする。かつては大手しか出来なかった手法が、現代ではこんなに身近になった。ただ、彼の場合はWEBの知識、さらには脚本という武器を持ったハイブリッド型マーケッターだ。

それらを巧みに組み合わせバージョンアップさせた「メルまんが」の構想も面白い。成約に悩んでいる方は彼に話を伺ってみてはいかかがだろうか。

 

 

取材/森田 総明

写真/細川 俊介

文/海馬 章宏


矢吹 潤

J-SAN STYLE
代表

建築業界、製造業界を経て独立。
漫画を使ったプロモーションでWEB、LP、チラシ等の企画、制作を行う。
シナリオライターでもあり、多くの脚本を手掛ける。
メールマーケティングシステム×漫画×シナリオのハイブリッド型システム「メルまんが」のサービスを展開中。

この人を応援したい!
31

矢吹 潤さんへのコンタクトはこちらから

このページの記事掲載者への感想やコンタクトをご希望の方は下記フォームに必要事項を入力し送信ください。
(※は必須入力になっております)

携帯電話のキャリアメールアドレス(@docomo.ne.jpなど)の場合返信できない可能性がございます。
メッセージの内容は事務局が確認し、掲載者へも内容をお伝えします。
また、掲載者への返信をお約束するものではありません。
誹謗中傷や規約に反するお問い合わせなどはお送りできませんのでご了承ください。

   
お名前
メールアドレス
  チェックされた場合は掲載者の方にメッセージと併せてお伝えします
メッセージ
>> 一覧に戻る

紡ぐコミュニティ - 凛人 -

凛では、「夢を紡ぐ」をコンセプトに凛として生き、時代を切り開く人物をご紹介しています。
夢や想いを多くの人に伝え、共感していただき、それを紡ぐサービスを展開しています。

地域から探す

業種から探す

ウェブメディアをご自身の活動に
ご利用ください

現在、当サイトでは掲載希望者を募集しております。
自薦・他薦は問いませんが、掲載には審査がございます。
ご興味のある方は、まずは下記よりお問い合わせください。

>> 掲載依頼はこちらから