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自分の中のしんどかったことリストは白紙、いや、ページすらないっていう感じですね。

「白か黒かより、美しい灰色を」この言葉、皆さん知っていますか?

これは税理士・柏崎文彦氏の言葉ですが、いったいどういう意味なのでしょうか。

超ポジティブ思考で訪れた苦難をはねのけ、着実に顧客を増やし続けるその手腕とは。

お話を詳しく伺いました。

 

あえて言わない

 

――現在の事業の特徴をお聞かせ下さい。

 

「こういうところに特化しています」とか「ここが強みです」とかは、あえて言わないようにしています。

 

そういうのがあると、それに該当しない方々が相談しにくくなってしまうと思ったんですよ。

 

それなら逆に、どこに特化するとかではなく、お客さんの状況に合わせていくことで幅広い方に利用してもらえればと思います。

 

――税理士という職に就いたきっかけを教えてください。

 

漠然とこのままサラリーマンではやっていけないなと思っていたんですよ。

 

それで何か手に職をと考えて調べていたんですけど、その時に税理士っていうのが目にとまったんです。

 

しかも税理士って働きながら資格を取得することが出来る。だから思い立ってすぐに税理士事務所に就職して、勉強と仕事を両立させながら資格を取得しました。

 

そこから7年程働いて、独立してからは10年くらいですね。

 

ページすらない

 

――独立してから現在までで、苦しかった時期はありましたか?

 

特にないですね(笑)

決して順風満帆っていうわけではないんですけど、振り返ってみてもそういう時期はなかったですね。

 

――では、今までの人生経験の中で大変だった時期はありますか?

 

それもないですね。というか、考え方の問題だと思うんですよね。

 

客観的に見るとしんどい事もあったかもしれないですけど、当事者である僕からすれば、起きてしまったことは仕方がないことっていう認識なんですよ。

 

「しんどい」と言ったからって現実にその問題が無くなるわけでもないし、誰かが助けてくれるわけでもない。

 

じゃあそういう感覚を持ってないほうが楽だと思うんですよ。一応人並みに皆さんがくぐってきた苦労はあったとは思いますけど、自分の中のしんどかったことリストは白紙、いや、ページすらないっていう感じですね。

 

輝くシルバー

 

――ホームページに書いてある「白か黒かより美しい灰色を探しましょう」という言葉が印象的なんですが、あれはどういう意味なんですか?

 

自然界に真っ黒な物と真っ白な物って無いんですよ。

けれど人間っていうものは白か黒かを選びたがる。そういう生き方をしている人ってすごく疲れると思うんですよね。

 

やっぱりどこか妥協しないといけないところは出てくる。でもそれを敗北と考える人と、一歩進むためのチャンスだと考える人だったら、全く違ったものが見えてきます。

 

経営って妥協の連続ですからね。じゃあ白か黒かで悩むよりも、間をとって美しい灰色を探していく方がいいかなって思うんです。

 

美しい灰色って、言い方はかっこ悪いですけど、要はシルバーですよね。一番輝いてるでしょ(笑)

 

経営者が自分で考えなければいけない

 

 

白か黒か~の話を面白いと思ってくれる人となら長く付き合っていけると思います。

 

でもそうではなくて、どうやったら売り上げが伸びるのかをアドバイスして欲しいっていう人もいるんですよ。

 

その場合は「僕はそれを売ったことがないのでわかりません」って言うんですよ。

 

それは僕に聞くんじゃなくて、経営者が自分で考えなければいけないことだと思うんです。

 

だってみんなそれが楽しいから会社経営をしているわけじゃないですか。

 

僕自身も税理士という仕事でどうやって売り上げを伸ばしていくかが楽しくて、そのためにやっていますから。

 

――税理士の立場から見た、経営においての重要な部分はどういったところですか?

 

同じ商売をしていても儲かっている人と儲かってない人がいるじゃないですか。様々な要因があると思うんですけど、一番は「考えてない」からだと思うんですよね。

 

例えば飲食店だったら、腕もいい、立地もいい、内装もいい、でも儲からないところはいっぱいありますよね。それは見るところが間違っているんですよ。

 

儲かっている人はその逆で、いいところを見ている。同じ事をやっていても結果が全然違ってくるんです。

 

だからって真似をしたらいいってわけでもなくて、他の所と違いがあるってことを理解して、自分の行きたい方向に行くために何をすべきか、自分なりに考えるって事が大事ですね。

 

初対面でどこを見る?

 

(柏崎氏)ところで、初対面の人と会った時に、その人の何を見ますか?

 

(記者)――そうですね、特に気にしたことはないですけど….やっぱり顔ですかね。

 

(柏崎氏)なんで顔を見るの?

 

(記者)――うーん、やっぱりその人の雰囲気とか内面とかを見るためですかね。

 

僕らは足元、時計、スーツとかを見るんですよ。そこにいろんなヒントが隠されているから。

 

お客さんの会社に入った時なんかも、パッと事務所を見て何坪あるか、机はいくつあって従業員は何人いるか、みたいな感じで全部数字に置き換えていく。

 

それがお金を扱う仕事なんですよ。だから、そこに内面は関係ないんですよね。

 

内面は、お付き合いを重ねていくうちにいつかは見えてくるものなので、あえて内面を見るための努力はしないですね。

 

自分の利益は結びつけない

 

――税理士という仕事をやっていてよかったと思うことはありますか?

 

ゼロから一緒に取り組んで大きくした会社があるんですけど、そこが会社を売ったんです。

 

それは、僕が今の情勢とかを考えて売った方がいいと思って、社長を説得して売る方向に話を持って行ったんですよ。

 

もちろんそれで顧問契約が切れてしまったんですけど、自分としてはいい仕事が出来たんじゃないかと思います。

 

お客さんの利益になるんであれば、自分の利益は結びつけないようにはしていますね。

 

傲慢な考え方かもしれないですけど、自分の想定した通りに物事が進むのが一番嬉しいんですよ。

 

もちろんお客さんの利益であったり、幸せを組み込んだ上でね。

 

あと、税理士というか自営業でよかったなと思うことは、自分の好きなタイミングで散髪にいけることですね(笑)

 

けっこう強い!

 

――柏崎先生が人生において一番大切にしていることを教えてください。

 

快食・快眠・快便(笑)

やっぱり健康って大事だなって思いますよ。

 

――日々気を付けていることはありますか?

 

そうですね、夜8時以降は食事をしないとか、適度に運動をするとかですね。

 

それはすべて快食・快眠・快便のためですね。

 

今はキックボクシングとマラソンをしています。キックボクシングの方は、初心者なら5人くらい同時に倒せると思います。

 

――けっこう強いですね(笑)

 

そうですね(笑)

結局何かあっても誰も守ってくれない。自分を守れるのは自分しかいませんからね。

 

体を鍛えることもすごく大事なことだと思いますよ。

マラソンに関しては、最初「何時間も同じことするとかしんどいやん!」ってずっと思っていたんですよ。

 

けれど周りでやりだす人が増えてきて、じゃあ僕も一回やってみようかなと思ってフルマラソンに出ることを目標にして練習中です。

 

やっと90分連続で走れるようになってきたくらいです。

 

――学生時代も運動をされていたんですか?

 

中学校の時サッカー部だったんですけど、練習があまりに苦痛すぎて帰宅部の連中がすごく羨ましかったんですよ。

だから高校に行ったら帰宅部になりました(笑)

 

ちなみに何か運動してる?

 

(記者)――僕は全くしてないですね(笑)

 

今のうちからしておいた方がいいよ。40歳過ぎた経営者は結構体に気を使っている人が多いですよね。やっぱりそれまで無理をしてきている人が多いから、気を使っていない人は体を壊したりしていますもんね。

 

子どものように好きな物を食べて、好きな物を飲んで、好きな事だけする人も大勢いますけど、やっぱりそれではいつか限界がきます。

 

経営者は体が資本ですので、早いうちから体は動かしていた方がいいと思いますよ。

 

――これからの事業展開と、そのためにどういったことが大事だと思いますか?

 

毎年毎年、着実に売り上げを増やしていきたいですね。

 

そのためには、人と会ったときに脈のある人と脈のない人を見極めてどれだけ喰らいついていくか、その繰り返しですね。

 

そしてその人に自分が役に立つ人間、面白い人間と思ってもらえるようにしています。

 

――では最後に、夢に向かって頑張っている人にアドバイスをお願いします。

 

起業して相談に来る人によく「イチロー選手を目指している人はイチロー選手にはなれない」って言うんですよ。

 

イチロー選手自身は何か別の所を目指していたんですよね。

 

だから夢があって何かを目指している人は、自分の今見ているところが間違っているかもしれないということは頭に入れておいた方がいいと思います。

 

じゃないと、いつか頭を打たれた時に立ち直れなくなってしまう。

 

気付いた時にすぐ軌道修正できるようにしておけば、立ち止まらずに進んで行けるんじゃないかなと思います。

 

 

 

 

編集後記

 

普段は質問をしている側なんですが、柏崎先生の逆質問には焦りました(笑)

インタビューに答えるのもなかなか大変なんですね…

独特な考えをお持ちの方で、様々な会社の経営を見てきて、自身も経営者である柏崎先生ならではの視点で、本音の部分を包み隠さず語ってくれました。

撮影の合間に素晴らしいハイキックも見せて頂きました!

「白か黒かより美しい灰色を探しましょう」この言葉にピンときた方は柏崎文彦税理士事務所へ!!

 

 

 

取材・文 / 森田 総明

写真 / 細川 俊介


柏崎 文彦

柏崎税理士事務所 Easy Goer.Inc(イージーゴーア)
代表

設立 平成18年1月
業務内容、記帳代行、経理代行、給与計算、申告書作成
「ありがとうございました。」「よろしくお願いします。」が、気持ち良く相手に伝われば仕事はなんとかなる。
僕が掴んだ仕事のコツです。でも、自分の背中が見えないように、相手にどのように伝わっているかは分からないし確認もできない。不安です。でも、この不安がなくなったら終わり。不安を小さくするために、自分で意識してやり続けなければならないことがある。
今は税理士として仕事をしています。
明日も税理士として仕事をします。
10年後も税理士として仕事をするために毎日を大切にしています。

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